きよ日とーく SSまとめ トップ固定記事

 八神聖人(やがみきよひと)のきよ日とーく SSまとめ トップ固定記事


二次創作及びオリジナルのSSをまとめています


 某大物YouTuberが「なろう」で執筆していた「ゾット帝国」の二次創作です
その大物が「二次創作OK」と言っていたので根本から書き直してます


腐女子ネクロマンサー(予定) もくじ

 予定地です。オリジナルSSを連載する予定



更新履歴
2017/08/20


2017/08/18


2017/08/16


2017/08/14


2017/08/12


2017/08/10
第126話:レスリング・スパーク        (SSまとめゾット帝国鎖カイト)


2017/08/08

2017/08/06

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ゾット帝国カイトがゆく!~俺の鎖で世界を繋ぐ!~ もくじ

第1部:ラウル遺跡編
第一部ラウル遺跡編キャラ紹介

第一話:ゾット帝国調査団、俺の名はカイト!
第2話:禁断の♂森
第3話:ネロとミサ
第4話:カイトとミサ
第5話:ウォンツアイズ・ソイルドラゴン、ディーネ登場
第6話:古代人と竜族
第7話:ラウル遺跡突入!
第8話:遭遇!灰色人種!!
第9話:逃げるか戦うか
第10話:逃亡、そして

第2部:ルエラ姫警護編

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第130話:異国に飛ばされた俺はやむを得ず女王に会いに行った       (SSまとめゾット帝国鎖カイト)

 「ここは・・・」


ミサのジャンボシャボン玉に保護されてキースの「ゲート」へと
押し出された俺はどこかの国の上空をさまよっていた記憶がある


しかし今・・・俺の目のまえに広がる景色は・・・


「どこかの・・・宮殿!?」



俺は豪華な装飾のベッドに寝かされていた




「あっ・・・!!」


ふと横を見るとメイドがベッドから半身を起こした俺を見ていた



「じょ・・・女王様ー!!」

メイドはそう叫びながら奥へと引っ込んでいく




「なんなんだ・・・ここは一体・・・?」



そして次に俺が寝ている部屋へと足を踏み入れたのは



「カイト!」「カイト君!」


「ルエラ・・・?それに・・・コラブ!?」



王都ガランの女王ルエラと・・・その家臣のコラブだった



「ここは・・・王都ガランなのか・・・」


俺はキースの「ゲート」を通り抜けてたどり着いた先が王都ガランであることを認識する

シャボン玉に包まれ気絶したままの俺はルエラたちと再会し
そして保護されたのだ





 「一か月・・・!?」


俺は自分が寝ていた期間を聞かされて驚愕する


「その間メシはどうしてたんだよ」

「無理やりつっこませたわよ、無意識の口に」


「本能で気絶しながらもちゃんと食べてたわよ」



「そうだ・・・こうしちゃいられない」

俺は自分の身体を起こそうとする



「ちょ・・・!?カイト!?」


まだブラックナイトでの戦いの疲労が蓄積しているのか
足元がフラついてすぐ倒れる



「行かないと・・・ブラックナイト共和国に・・・」


「ミサが・・・ミサが奴らに囚われちまったんだ!」



「ミサが・・・」
ルエラは悲痛な面持ちで俺を見る



 「そんな事が・・・」
俺はブラックナイト共和国で起きた事をルエラに説明した



「ミサが囚われて・・・アイツらと同じ「魔王教団」として「調理」されちまう!
早く阻止しないと・・・!!」


「その身体じゃ無理だよ・・・しばらくここで休養をとらないと」


「く・・・」

俺のボロボロの身体がルエラのその発言の証明している
全く動かないそれを俺は睨み据えた



 「そうだ・・・俺の荷物はどうした?」


俺は包帯まみれでガラン王室の服を着せられている自分の現状を確認する

ラッキースターのあのクリスタルが見当たらないのだ



「ここにありますぞ。誰にも手を付けさせてません」
コラブは俺のバッグを取り出し手渡してきた


ガサガサ・・・


急いで中身を確認する俺



「良かった・・・フックショットもクリスタルも無事だ」


必要最低限の物を確認して安心する俺


 バサッ



バッグの奥底から紙束のような物が零れ落ちる



「これは・・・」

俺は紙束を確認する


その1枚には魔王教団アリスの「調理前」の少女の写真が貼りつけられていた



「あの時の資料・・・?これも無事だったのか」


今の俺にはどうでも良い事だったが
紙束の正体は先の戦いで手に入れたアリスに関する資料だった




「その人は・・・
なんでカイトがその人の写真を持ってるの?」


ルエラがアリスの前の顔写真を見て驚愕する



「なんだルエラ・・・?コイツを知っているのか?」


なにやらルエラがアリスの前の顔の人物に対して心当たりがあるようなので
聞き返した



「知ってるも何もその人は・・・」



「偽物の女王は国から出ていけー!!」


ルエラの発言を遮って外部から大声が聞こえた



「!?」




「ガランに王権を返還しろー!!」

「ブラックナイトに正義の鉄槌をー!!
史上最悪のテロリストを許すなー!!」




「仕掛けるなら今だ!!戦うのは今だ!!」




「な・・・なんだなんだ!?」
俺は状況がつかめずに困惑する




ふと窓から外を見ると
大勢の国民が集団で固まりながら大声で王宮に主張していた




 「戦争賛成派もデモですじゃ」

コラブが状況を説明し始める



「戦争賛成派・・・?い、いったい何の話だ?」
俺はコラブとルエラに聞き返す




「アンタがブラックナイトに与えた打撃が・・・新しい世論のきっかけになったんだよ」


ルエラが悲しそうな顔でうつむく


「俺が与えた・・・?」




「カイトがブラックナイト共和国へと渡って奴らの「塔」を崩壊させた事・・・
それはすぐにニュースとして世界中に広まったの」



「ブラックナイトの損傷状況・・・魔王教団メンバーのうち3人・・・
ジェイ、アスカはしばらくの間戦闘不能でジードは脱退」


「彼らが最終兵器として隠し持っていた人造兵器「メタルグレイ」も
たった3人の少年少女ゾット兵によって破壊させられたと公表されている」



「ちょっとまて!アレを破壊できたのはオレの力だけじゃねーぞ!?」


「俺がクリスタルから新しいオメガを使いこなせたからだし・・・
何よりラッキースターと同じリトルグレイであるレスリングの協力があったからだし!」



「そんな事だろうと思った・・・でもね、世間はそう公表したの」



「たった3人の少年ゾット兵に半壊状況に追い込まれたブラックナイト共和国・・・
彼らは本当に侵略国家としてたりうる軍事力を持っているのか・・・という疑問を植え付けてね」



 「世間は今・・・
ブラックナイト共和国に今までの侵略活動の報復を行うかどうかで騒がしくなってる」



「それがもっとも顕著なのがこの国ガランなの・・・
アリスっていう史上最悪のテロリストを目の当たりにしてるからね」


「この国の民は真っ二つに分かれてしまったのよ・・・
今の弱っているブラックナイトに攻撃を仕掛けるか仕掛けないか」


「つまり・・・戦争賛成か反対か・・・にね」




「就任当時はあたしを支持してくれていた国民や家臣も
今では「前大王の実の子ではない」事を理由に連日ああいった行動に出る者も出てきてさ」




なんてこったい・・・パンナコッタ!!


俺たちがブラックナイトに攻めた事で・・・
逆にこの国の平和を・・・脅かしてしまったのか!?




「ルエラ!お前の考えは・・・」


「もちろん反対よ・・・ブラックナイトにはまだ二手三手・・・奥の手があってもおかしくないし」



「今仕掛けてもいたずらに人の命が奪われるだけ・・・
いえ、それ以前に勝てる勝てないに関わらずあたしは戦争は反対」




「甘いって思われるかもしれない・・・けど・・・あたしはアリスと少し話してみて思ったんだ」


「本当ならこの国の民を脅かしたアリスを・・・
あたしの実の父ウェスカーを殺したアリスを・・・許しちゃいけないんだろうけど・・・」




「けど・・・アリスとは分かり合えそうな気がしたの・・・だからブラックナイト共和国とも」



「戦わずに分かり合える可能性があるのなら・・・そっちの方が絶対良いって」




「・・・」


俺は言葉を失いルエラを黙って見つめていた



「な・・・なによその顔は!?なんで無言なのよ!!」


「あ、あたしなんか変な事いった!?笑いたければ笑いなさいよね!!」




「笑うわけねーだろ・・・」



お前が思って今口に出した理想論・・・


それは俺が思っている物と全く同じだったからさ




 「じょ、女王様!!た、大変です!!」



俺たちのいる部屋に突如ガランの兵士が入室する




「じょ、城下町に・・・ひ、人を襲うぬいぐるみの大群が!!」



「・・・!?」

「ぬ・・・ぬいぐるみ!?」



ウィーン・・・



俺たちがいた部屋の天井から巨大モニターが下りてくる


そして



「こ・・・これは!?」



モニターに映し出されていたのは・・・ぬいぐるみたちに
襲われて逃げ惑う市民たちだった



「死傷者多数!このままでは群体は王宮エリアまで進攻することは必至!」



「軍隊を!軍隊の出動の要請をお願いします!!」



俺たちはモニターのその光景に見覚えがあった


ぬいぐるみを媒介にオメガを使うオメガピーポー・・・それに心当たりがあったから



「アリス・・・!?アリスがこの国に来ているのか!?」



「嘘・・・」



ルエラは何かに裏切られたかのような面持ちでその場に伏せてしまった



果たして・・・ぬいぐるみを放った人物は・・・?
それは本当にアリスなのか・・・





続く










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第6部:夏の夜の夢 砂上の楼閣(くに)のアリス編 キャラ紹介

 ※この記事は構想初期のものであり
予告なく本編の内容が変更する可能性があります


 ルエラ 10歳 女性 

王都ガランの幼き女王就任してから一年は経過し
二年目の政治も順調かと思われたが・・・



 カイト 11歳 男性

ゾット帝国調査団の若き戦士

キースのゲートの転送先は王都ガランだったため
そのままルエラたち王室の家臣に保護される


彼がレスリングに連れられてブラックナイト共和国を攻めた事で
ブラックナイトは大打撃を受ける


その被害状況から今のブラックナイトに戦争を仕掛ければ勝てる
とする世論が王都ガランで勃発


ガランが戦争否定派と賛成派の二極化するきっかけをつくってしまう



 リュウタ・ノリムラ 男性 51歳

王都ガランと不可侵条約を結んだ主要4か国同盟「RAV4」
その各国からそれぞれ代表のオメガピーポーとして選抜された4人のチーム「STAP」
のメンバーの一人

カラッサ・ワーキングのテロ行為を「私たちは関係ない」と切り捨て
3人チームになってしまった「STAP」からヤスコ・クボカタの命を受け
混乱状態にある王都ガランに派遣される


ガラン国内で戦争賛成派の派閥に加担し
混乱を煽って最終的には王都ガランを掌握するのが目的


同盟所属国「ヒョーゴ」のウェストタウンの知事である
「泣き」に関するオメガの使い手である事が示唆される

彼の手元には見覚えのあるクリスタルが・・・!?


 アリス  女性 13歳

ブラックナイト共和国精鋭部隊「魔王教団」のメンバーの一人であり
一年前王都ガランにテロを仕掛けた第一人者

国民は彼女の顔をもちろん「ガラン史上最悪のテロリスト」
目に焼き付けて覚えている


再びガランに現れた彼女は保留にしていた「侵略」活動を再開する

どうやら何かに追われて「焦っている」状態である




バレンタインに大切な人に送ろう→トリュフ、あげりゅ!





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第129話:三回だよ三回     (SSまとめゾット帝国鎖カイト)

 「ミサ!?」


いつの間にか再び「ゲート」から現れたキースが
ミサを抱えていた


ゴゴゴゴ・・・


突然塔が揺れだす


「な・・・なんだ!?」

「メタルグレイを倒したからだ!この塔そのものが・・・崩れ落ちるぞ!」




「キース・・・その娘がパトレリオンの新しい生体ユニットになるとはどういう事だ?」
黒騎士がキースに尋ねる


「一億というオメガのエネルギー量が無いとアレは動かんのだぞ」


「それに関しては心配ありませんよ黒騎士・・・
ラッキースターがメタルグレイから「脱出」する際・・・自身のオメガを
置いてきてしまったようです」



「まだメタルグレイ・・・いえパトレリオンの体内にはラッキースターが
遺した一億のオメガが残留している・・・後は新たなユニットを組み込むだけ」



「しかし・・・なぜその娘が最適だと?」


「見てませんでしたか?パトレリオンが途中この娘を取り込もうと
触手を展開していたことに」



「!!」

俺もそのキースの発言にハッとする


メタルグレイが不自然にミサを狙い続けたあの場面を



 「パトレリオンは意志をもたキカイ・・・生体ユニットとして
ボロボロになったリトルグレイを見限り新しいユニットとして彼女を選んだ」


「都合のいいことにこの娘にもブラックナイトが
魔王教団メンバーを命令通り動かすために用いる「ATP細胞」に感染している」



「同じく感染したジェイやアスカと共に回収して彼らと同じく「調理」すれば
ブラックナイトの忠実な兵隊となる」



「パトレリオンの生体ユニット・・・いや専属パイロットとして
死ぬまでブラックナイトに尽くす模範兵にね」



「新しい「魔王教団」メンバーの誕生というわけか」


「なんだと・・・!?」



俺はそこまで聞いて疲労困憊の身体をひきずって立ち上がる



 「ミサを・・・魔王教団のメンバーにさせるだと・・・!?
ふざけるな!!」



「いえ、決定事項です・・・君には消えてもらいましょうか」


ヴン・・・


キースがその手のひらから「ゲート」を展開する


「カイト!危ない!!」


ドン!

ネロが俺を押し出す




「うわあああああああ!!」




シュイイイイイ


「ゲート」に吸い込まれてネロはいずこかへ消えてしまった




「ネロ!!」


「ついでにあなたも」



「!!」


「うああああ!!」

次に「ゲート」に吸い込まれたのはレスリングだった

オメガを使い果たしたのかあれだけキースを圧倒していたのに
無抵抗のまま吸われていった




「黒騎士・・・私がこの娘を回収します・・・あなたはジェイとアスカを連れて
安全な場所へ」


シュイイ

今度は黒騎士の傍に「ゲート」が出現する



「わかった、また落ち合おう」

ゲートに身を投じて消えるキース




 「さて・・・あなたはどうします?」

次にキースが問いを投げかけたのはジードだった



「黒騎士に対する数々の謀反・・・メタルグレイを破壊するための補助も行った」


「改めてあなたに問います・・・
あなたはこれから「魔王教団」のメンバーとしてやっていくのかどうか」



「何度も言うが・・・黒騎士のアリスへのぞんざいな扱いが私は許せん・・・」


「もうお前たちにはついていけん!!私もアリスも!」



「仕方ないですね・・・」


シュイイイ


ジードの後ろにゲートを出現させるキース




「今までの働きに免じて・・・アリスが謹慎している部屋へと送りましょう」


「その後あなたとアリスがどういう選択肢を取るかは自由ですがね」




「キース!貴様・・・」


キュイイイ・・・


ジードも吸い込まれて姿を消してしまった



 「さて・・・最後は君です」


キースが改めて俺に狙いを定めて「ゲート」を展開しようとする

「この世界のどこへ転送されるか分からない・・・
「カラオケ採点機能にブチ切れてる間に北極に移動させたい。一か月後に観測したら死んでそう」
通称【北極観測死(アレンジゲート)】・・・」


「君が次に飛ぶのは・・・世界のどこの場所かな・・・?」


「下手をすれば・・・はるか上空に投げ出されてそのまま死という可能性もある」



「私はこの娘を回収して引き上げるだけだ」



シュイイイ・・・

俺の後ろで「ゲート」が展開し始める



 「させるか・・・」



「ん?」


「ミサを連れて行かせるか!絶対させるか!!」


バッ!


俺は背後の「ゲート」が俺を吸い込もうとする刹那
全速力でキースを目掛けて走り出す


「・・・!?な!?ど、どこにそんな力が!?」



「三回だぞ三回!!三回もリトルグレイのオメガを使用して・・・平気なわけが!!」



「何度だって立ち上がるさ!ミサを助けるためなら!!」



「くらえええええええっ!!」



ガゴオッ

オメガを使い果たしていた
俺は体重一杯ただの「拳」にその力を込めてキースに倒れこむ




「おぶらっ」



ズシン・・・!!




普段殴られ慣れて無いのか一万のオメガを誇るキースがそのただの一撃で気絶する



 「しめた!今がチャンスだ!!」


俺は倒れているミサの下へ駆け寄る

「おいミサ!返事しやがれ!ミサ!!」


ミサのほっぺをガンガン叩く俺



「ん・・・」


目を開けるミサ



「気づいたかミサ!!さあ、逃げるぞ!!」

「カイト・・・?」


ミサは自分の身に何が起きているのかわからずすっとぼけていた




「この塔はじきに崩れる!フックショットで地上まで降りるから俺の背中に掴まれ!」


「う・・・うん」



「・・・!!」

そういって俺の背中に手を伸ばそうとしたミサが「それ」を見て驚愕する



自分の腕にまで浸食した「ATP細胞」に





「ミサ・・・?」

なかなか俺に掴まろうとしないミサに振り返る


そして
「カイト・・・それよりももっと安全な方法があるよ」


「え」




「あんたと私・・・合体攻撃(オリジナルメニュー)の
相性が悪いからする機会が無かったけど今思いついたの」



「この合体攻撃(オリジナルメニュー)を使えば・・・もっと確実に助かることが出来る」


「ほ・・・本当か!?どうすりゃいいんだ!?」



「まず自分の身体を鎖でグルグル巻きにして」




「は?」

ミサの提案が意味不明でそう返す俺


ピクッ


気づけばキースが目覚めようとしているのか身体がかすかに動いていた



「はやく・・・時間が・・・無いっ・・・からっ・・・」


ギュルギュルギュルギュルッ


俺は言われるがまま鎖を身体に巻き付ける


「これでいいのか!?ミサ!?」



これでは俺自身も「ロクに動けない」状況ではあるのだが



 「次はどうするんだ!?」


瞬間、ミサは鎖に巻かれて動かなくなった俺が唯一露出している
「顔」を掴む

「ミサ・・・!?」


「覚えてるかなカイト・・・ラウル遺跡に行ったとき・・・あんたが
川に落ちたあたしに何をしたか」


「あーあれは・・・」


俺は都合が悪いといわんばかりにミサから顔を背ける

仕方なかっただろ人口呼吸は!
ああでもしないとお前は飲んだ水を吐き出さなかったし!



「ネロにあげる予定だったファーストキスなのに・・・
勝手な事しちゃってさ・・・」




「う・・・やっぱ気づいてたのか・・・スマン!」


「合計アンタがどれだけあたしにキスしたか・・・覚えてる・・・?」



な、なんだその質問!?俺は・・・お前を助けるためやむなくした
あの一回だけしか記憶にないぞ!?


そう弁明しようとしたその時


俺の唇にまたもやわらかい感触が触れる



「・・・!?」


そのミサの行動に驚愕する俺



「これで・・・三回だよ三回」



 「ミサ!?」

さっきから様子がおかしいミサに俺はにじり寄ろうとする

しかしその瞬間


ボヨン


鎖でグルグル巻きにされた俺の周りをミサの
「ジャンボシャボン玉」が覆っていた



「カイト・・・きっとあんたはこう思ってるはず」

「ミサが好きなのはネロだったはず・・・なのにどうして三回目のキスは自分からって」


三回目・・・!?その事実も初耳だぞ!
今のが三回目だとしたら・・・二回目はいつだったんだよ!!


「もしかしてこいつ俺の事好きなんじゃねーかって・・・
そんな恋愛経験なし30歳無職童貞底辺配信者みたいな勘違いをしてるかもしれない」



「でも勘違いしないで・・・あたしが好きな人は間違いなくネロ・・・その事実は揺るがないから」


「でもね・・・最近わからなくなってきてた」

「あたしにとって・・・一番はネロかカイトか・・・」


「ううん・・・きっとこれからする行動はそう・・・」



「ネロが大事だからこそ・・・ネロが一番大事に思ってるあんたを・・・
ネロの下に届けなきゃって気持ちから来てると思う」



「ミサ!!何を言ってる!?シャボン玉を解除しろ!ミサ!!」



「結局あたしは・・・友達としてもネロの一番になれなかったな・・・」


ミサがシャボン玉を押してキースが造り出した「ゲート」に押し込む



「あんたの鎖と・・・あたしのシャボン玉・・・二つの防御壁で
上空に投げ出されても大丈夫・・・」



「転送された先が仮に「水中」だとしても・・・
あたしのシャボン玉の内部なら呼吸は出来るはずだし・・・陸まで運んでくれるはずだから」



「何を言ってるミサ!!う・・・うわ!吸い込まれ・・・」



「やめろミサ!!せめてお前も飛び込んでくれ!!」



「あたしはそっちへは行けないよ・・・」


「この「肌」が直接あたしの頭に語り掛けてくるんだ・・・
お前はもう・・・ブラックナイトの兵士だって・・・」

「二度と元のミサとしては・・・ネロにもカイトにも会えないって・・・」



「さよならカイト・・・大好きだよ・・・」



「今度あたしに会ったとしても・・・心を許しちゃ駄目だから・・・」


「きっとそれは・・・あたしの形をした・・・「黒」の他人」


「ブラックナイトの操り人形と化したあたしを・・・
静かに朽ち果てるのを・・・見守るだけにして・・・」




「ミサ!!ミサ!!うわああああ!!」



ピキッピキッ


どんどん「ATP細胞」に侵されていくミサ



俺は「ゲート」に吸い込まれて再び世界へ投げ出される前の異空間へと投げ出されていた


ミサ側のゲートの出口が見えなくなり
俺は完全に上か下かもわからない異空間をシャボン玉に守られながらさまよい続けた




 「カイト・ハマサキ・・・」


そう呼ばれて俺はふと横を見る
「ラッキースター!?お、お前もシャボン玉に!?」



ミサのシャボン玉に巻き込まれたのはオレだけでは無かった
満身創痍のラッキースターもそこにいた



「最後の最後に・・・何の役にも立てなくて・・・ごめんなさい・・・」


「でも・・・私から学べることは・・・きっとあったはず・・・」

「あなたは・・・ミサをブラックナイトから助けてあげて・・・
私のような悲劇を・・・二度と繰り返さないで・・・」



ピキッピキッ


突如ラッキースターの身体にヒビが入り始める


パキーン



そしてそれは完全に砕け散った



ラッキースターは首だけになりながらも「ATP細胞」を使って
自身の身体を構築していたのだ



「ラッキースター!!」


そして・・・唯一の「生身」であった頭部も砕けていた



ラッキースターは・・・完全にオメガを使い果たして生命活動を停止したのだ




 「うわああああああ!!」



そして「ゲート」の出口に吸い込まれていく俺を乗せたシャボン玉


周りの背景が現実世界のモノとなる



「ここは・・・!?」




「う・・・」


疲労が限界を超えて俺は眠るように気絶する


次に目が覚めたとき・・・俺はまた休みなしに新たな戦いへと巻き込まれてしまうのであった





 第5部オーガ遺跡編・・・完










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