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きよ日とーく SSまとめ トップ固定記事

 八神聖人(やがみきよひと)のきよ日とーく SSまとめ トップ固定記事


二次創作及びオリジナルのSSをまとめています


今後ここは更新放置区域になります


 某大物YouTuberが「なろう」で執筆していた「ゾット帝国」の二次創作です
その大物が「二次創作OK」と言っていたので根本から書き直してます




更新履歴

2017/09/29
 
今後ここは更新放置区域になります

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ゾット帝国カイトがゆく!~俺の鎖で世界を繋ぐ!~ もくじ

第1部:ラウル遺跡編
第一部ラウル遺跡編キャラ紹介

第一話:ゾット帝国調査団、俺の名はカイト!
第2話:禁断の♂森
第3話:ネロとミサ
第4話:カイトとミサ
第5話:ウォンツアイズ・ソイルドラゴン、ディーネ登場
第6話:古代人と竜族
第7話:ラウル遺跡突入!
第8話:遭遇!灰色人種!!
第9話:逃げるか戦うか
第10話:逃亡、そして

第2部:ルエラ姫警護編

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第129話:三回だよ三回     (SSまとめゾット帝国鎖カイト)

 「ミサ!?」


いつの間にか再び「ゲート」から現れたキースが
ミサを抱えていた


ゴゴゴゴ・・・


突然塔が揺れだす


「な・・・なんだ!?」

「メタルグレイを倒したからだ!この塔そのものが・・・崩れ落ちるぞ!」




「キース・・・その娘がパトレリオンの新しい生体ユニットになるとはどういう事だ?」
黒騎士がキースに尋ねる


「一億というオメガのエネルギー量が無いとアレは動かんのだぞ」


「それに関しては心配ありませんよ黒騎士・・・
ラッキースターがメタルグレイから「脱出」する際・・・自身のオメガを
置いてきてしまったようです」



「まだメタルグレイ・・・いえパトレリオンの体内にはラッキースターが
遺した一億のオメガが残留している・・・後は新たなユニットを組み込むだけ」



「しかし・・・なぜその娘が最適だと?」


「見てませんでしたか?パトレリオンが途中この娘を取り込もうと
触手を展開していたことに」



「!!」

俺もそのキースの発言にハッとする


メタルグレイが不自然にミサを狙い続けたあの場面を



 「パトレリオンは意志をもたキカイ・・・生体ユニットとして
ボロボロになったリトルグレイを見限り新しいユニットとして彼女を選んだ」


「都合のいいことにこの娘にもブラックナイトが
魔王教団メンバーを命令通り動かすために用いる「ATP細胞」に感染している」



「同じく感染したジェイやアスカと共に回収して彼らと同じく「調理」すれば
ブラックナイトの忠実な兵隊となる」



「パトレリオンの生体ユニット・・・いや専属パイロットとして
死ぬまでブラックナイトに尽くす模範兵にね」



「新しい「魔王教団」メンバーの誕生というわけか」


「なんだと・・・!?」



俺はそこまで聞いて疲労困憊の身体をひきずって立ち上がる



 「ミサを・・・魔王教団のメンバーにさせるだと・・・!?
ふざけるな!!」



「いえ、決定事項です・・・君には消えてもらいましょうか」


ヴン・・・


キースがその手のひらから「ゲート」を展開する


「カイト!危ない!!」


ドン!

ネロが俺を押し出す




「うわあああああああ!!」




シュイイイイイ


「ゲート」に吸い込まれてネロはいずこかへ消えてしまった




「ネロ!!」


「ついでにあなたも」



「!!」


「うああああ!!」

次に「ゲート」に吸い込まれたのはレスリングだった

オメガを使い果たしたのかあれだけキースを圧倒していたのに
無抵抗のまま吸われていった




「黒騎士・・・私がこの娘を回収します・・・あなたはジェイとアスカを連れて
安全な場所へ」


シュイイ

今度は黒騎士の傍に「ゲート」が出現する



「わかった、また落ち合おう」

ゲートに身を投じて消えるキース




 「さて・・・あなたはどうします?」

次にキースが問いを投げかけたのはジードだった



「黒騎士に対する数々の謀反・・・メタルグレイを破壊するための補助も行った」


「改めてあなたに問います・・・
あなたはこれから「魔王教団」のメンバーとしてやっていくのかどうか」



「何度も言うが・・・黒騎士のアリスへのぞんざいな扱いが私は許せん・・・」


「もうお前たちにはついていけん!!私もアリスも!」



「仕方ないですね・・・」


シュイイイ


ジードの後ろにゲートを出現させるキース




「今までの働きに免じて・・・アリスが謹慎している部屋へと送りましょう」


「その後あなたとアリスがどういう選択肢を取るかは自由ですがね」




「キース!貴様・・・」


キュイイイ・・・


ジードも吸い込まれて姿を消してしまった



 「さて・・・最後は君です」


キースが改めて俺に狙いを定めて「ゲート」を展開しようとする

「この世界のどこへ転送されるか分からない・・・
「カラオケ採点機能にブチ切れてる間に北極に移動させたい。一か月後に観測したら死んでそう」
通称【北極観測死(アレンジゲート)】・・・」


「君が次に飛ぶのは・・・世界のどこの場所かな・・・?」


「下手をすれば・・・はるか上空に投げ出されてそのまま死という可能性もある」



「私はこの娘を回収して引き上げるだけだ」



シュイイイ・・・

俺の後ろで「ゲート」が展開し始める



 「させるか・・・」



「ん?」


「ミサを連れて行かせるか!絶対させるか!!」


バッ!


俺は背後の「ゲート」が俺を吸い込もうとする刹那
全速力でキースを目掛けて走り出す


「・・・!?な!?ど、どこにそんな力が!?」



「三回だぞ三回!!三回もリトルグレイのオメガを使用して・・・平気なわけが!!」



「何度だって立ち上がるさ!ミサを助けるためなら!!」



「くらえええええええっ!!」



ガゴオッ

オメガを使い果たしていた
俺は体重一杯ただの「拳」にその力を込めてキースに倒れこむ




「おぶらっ」



ズシン・・・!!




普段殴られ慣れて無いのか一万のオメガを誇るキースがそのただの一撃で気絶する



 「しめた!今がチャンスだ!!」


俺は倒れているミサの下へ駆け寄る

「おいミサ!返事しやがれ!ミサ!!」


ミサのほっぺをガンガン叩く俺



「ん・・・」


目を開けるミサ



「気づいたかミサ!!さあ、逃げるぞ!!」

「カイト・・・?」


ミサは自分の身に何が起きているのかわからずすっとぼけていた




「この塔はじきに崩れる!フックショットで地上まで降りるから俺の背中に掴まれ!」


「う・・・うん」



「・・・!!」

そういって俺の背中に手を伸ばそうとしたミサが「それ」を見て驚愕する



自分の腕にまで浸食した「ATP細胞」に





「ミサ・・・?」

なかなか俺に掴まろうとしないミサに振り返る


そして
「カイト・・・それよりももっと安全な方法があるよ」


「え」




「あんたと私・・・合体攻撃(オリジナルメニュー)の
相性が悪いからする機会が無かったけど今思いついたの」



「この合体攻撃(オリジナルメニュー)を使えば・・・もっと確実に助かることが出来る」


「ほ・・・本当か!?どうすりゃいいんだ!?」



「まず自分の身体を鎖でグルグル巻きにして」




「は?」

ミサの提案が意味不明でそう返す俺


ピクッ


気づけばキースが目覚めようとしているのか身体がかすかに動いていた



「はやく・・・時間が・・・無いっ・・・からっ・・・」


ギュルギュルギュルギュルッ


俺は言われるがまま鎖を身体に巻き付ける


「これでいいのか!?ミサ!?」



これでは俺自身も「ロクに動けない」状況ではあるのだが



 「次はどうするんだ!?」


瞬間、ミサは鎖に巻かれて動かなくなった俺が唯一露出している
「顔」を掴む

「ミサ・・・!?」


「覚えてるかなカイト・・・ラウル遺跡に行ったとき・・・あんたが
川に落ちたあたしに何をしたか」


「あーあれは・・・」


俺は都合が悪いといわんばかりにミサから顔を背ける

仕方なかっただろ人口呼吸は!
ああでもしないとお前は飲んだ水を吐き出さなかったし!



「ネロにあげる予定だったファーストキスなのに・・・
勝手な事しちゃってさ・・・」




「う・・・やっぱ気づいてたのか・・・スマン!」


「合計アンタがどれだけあたしにキスしたか・・・覚えてる・・・?」



な、なんだその質問!?俺は・・・お前を助けるためやむなくした
あの一回だけしか記憶にないぞ!?


そう弁明しようとしたその時


俺の唇にまたもやわらかい感触が触れる



「・・・!?」


そのミサの行動に驚愕する俺



「これで・・・三回だよ三回」



 「ミサ!?」

さっきから様子がおかしいミサに俺はにじり寄ろうとする

しかしその瞬間


ボヨン


鎖でグルグル巻きにされた俺の周りをミサの
「ジャンボシャボン玉」が覆っていた



「カイト・・・きっとあんたはこう思ってるはず」

「ミサが好きなのはネロだったはず・・・なのにどうして三回目のキスは自分からって」


三回目・・・!?その事実も初耳だぞ!
今のが三回目だとしたら・・・二回目はいつだったんだよ!!


「もしかしてこいつ俺の事好きなんじゃねーかって・・・
そんな恋愛経験なし30歳無職童貞底辺配信者みたいな勘違いをしてるかもしれない」



「でも勘違いしないで・・・あたしが好きな人は間違いなくネロ・・・その事実は揺るがないから」


「でもね・・・最近わからなくなってきてた」

「あたしにとって・・・一番はネロかカイトか・・・」


「ううん・・・きっとこれからする行動はそう・・・」



「ネロが大事だからこそ・・・ネロが一番大事に思ってるあんたを・・・
ネロの下に届けなきゃって気持ちから来てると思う」



「ミサ!!何を言ってる!?シャボン玉を解除しろ!ミサ!!」



「結局あたしは・・・友達としてもネロの一番になれなかったな・・・」


ミサがシャボン玉を押してキースが造り出した「ゲート」に押し込む



「あんたの鎖と・・・あたしのシャボン玉・・・二つの防御壁で
上空に投げ出されても大丈夫・・・」



「転送された先が仮に「水中」だとしても・・・
あたしのシャボン玉の内部なら呼吸は出来るはずだし・・・陸まで運んでくれるはずだから」



「何を言ってるミサ!!う・・・うわ!吸い込まれ・・・」



「やめろミサ!!せめてお前も飛び込んでくれ!!」



「あたしはそっちへは行けないよ・・・」


「この「肌」が直接あたしの頭に語り掛けてくるんだ・・・
お前はもう・・・ブラックナイトの兵士だって・・・」

「二度と元のミサとしては・・・ネロにもカイトにも会えないって・・・」



「さよならカイト・・・大好きだよ・・・」



「今度あたしに会ったとしても・・・心を許しちゃ駄目だから・・・」


「きっとそれは・・・あたしの形をした・・・「黒」の他人」


「ブラックナイトの操り人形と化したあたしを・・・
静かに朽ち果てるのを・・・見守るだけにして・・・」




「ミサ!!ミサ!!うわああああ!!」



ピキッピキッ


どんどん「ATP細胞」に侵されていくミサ



俺は「ゲート」に吸い込まれて再び世界へ投げ出される前の異空間へと投げ出されていた


ミサ側のゲートの出口が見えなくなり
俺は完全に上か下かもわからない異空間をシャボン玉に守られながらさまよい続けた




 「カイト・ハマサキ・・・」


そう呼ばれて俺はふと横を見る
「ラッキースター!?お、お前もシャボン玉に!?」



ミサのシャボン玉に巻き込まれたのはオレだけでは無かった
満身創痍のラッキースターもそこにいた



「最後の最後に・・・何の役にも立てなくて・・・ごめんなさい・・・」


「でも・・・私から学べることは・・・きっとあったはず・・・」

「あなたは・・・ミサをブラックナイトから助けてあげて・・・
私のような悲劇を・・・二度と繰り返さないで・・・」



ピキッピキッ


突如ラッキースターの身体にヒビが入り始める


パキーン



そしてそれは完全に砕け散った



ラッキースターは首だけになりながらも「ATP細胞」を使って
自身の身体を構築していたのだ



「ラッキースター!!」


そして・・・唯一の「生身」であった頭部も砕けていた



ラッキースターは・・・完全にオメガを使い果たして生命活動を停止したのだ




 「うわああああああ!!」



そして「ゲート」の出口に吸い込まれていく俺を乗せたシャボン玉


周りの背景が現実世界のモノとなる



「ここは・・・!?」




「う・・・」


疲労が限界を超えて俺は眠るように気絶する


次に目が覚めたとき・・・俺はまた休みなしに新たな戦いへと巻き込まれてしまうのであった





 第5部オーガ遺跡編・・・完










ゾット帝国カイトがゆく!~俺の鎖で世界を繋ぐ!~ もくじ きよ日とーく SSまとめ トップ固定記事

第128話:焼肉    (SSまとめゾット帝国鎖カイト)

 「あいつはラウル遺跡に何度も挑戦して私と色々な話をした」


「最初に会った時・・・アイツはドラゴンと一緒だった」

ドラゴン・・・?ディーネか!?


「そのドラゴンを差し出せばこの遺跡を明け渡してもいい
その提案をアイツは拒否した」


そりゃあそうだろう、俺の爺ちゃんがディーネを売るかよ

日本ペイントへの入社がかかってるわけでもないのに


「私は最初他のリトルグレイと違って・・・
人間たちと協力して「オフゼロ」を倒す道を模索するつもりだった」


「しかし7000年ほど前・・・私の発した一言で竜族に対して
疑心暗鬼状態になった古代ミカ人たちが「竜族大量虐殺」を引き起こす」



竜族大虐殺・・・ミサが「竜の園」に出向いた時
詳細を語ってくれたアレか


 竜族大虐殺・・・
古代ミカ人をオメガピーポーとして目覚めさせ
そのオメガの訓練を行っていたリトルグレイラッキースターが
ハマサキ家の遠い祖先「ナマヤサイ・ハマサキ」に尋ねられた一言

「人語を操る竜たちは業人・・・すなわちオフゼロになりうるか」
という質問に対して
「可能性はゼロじゃない」と言葉を濁したラッキースターの返答を
ナマヤサイが曲解


まるでオフ会参加者はゼロはありえないと断言する底辺実況者のように
「竜族こそ業人になりうる種族」とミカ人たちを煽って
大虐殺へとハッテンシテ・・・ディーネとフィーネの姉妹竜を残して全滅した大戦争


なおディーネ達の両親は保身を優先したナマヤサイに殺されている



 「それ以来・・・私にも地球人を少し疑う心が出来てしまった」



「気づいたら他のリトルグレイと同じく自身の管轄である
ラウル遺跡に引きこもって実験・観察の毎日だった」




「そんな私の心を・・・あいつは」



「桜のオメガ?見てみたいなそれ」

突然俺たちの頭の中に映像が流れる


俺の爺ちゃんヤキニックの若い時の姿が映し出される



おそらくレスリングもやってみせた対象の頭の中に入り込む
テレパスの能力を使ったのだろう


「しかしそのオメガは失ってしまったよ」


次に聞こえてきたのはラッキースターの声

どうやらまだ姿は見せずに声だけで爺ちゃんと会話しているらしい



「私はこの世界に来る前から様々な星を旅してきた・・・
とある怪物を討伐するためにね」



「その過程でこの星だけでなくさまざまな世界で人類が裏切り合い血を流し合う所を見てきた」



「私たちが人類への希望や信用を失っていくにつれ・・・私たちは固有の能力を失い
「灰色」と化していった」



「もう一度・・・人類に対する「信頼」を取り戻せたのなら・・・
あの時のオメガが使えるようになるかもな・・・」



「千本桜・・・出来る事なら死んだ弟に・・・能力を失う前に最後に一回捧げたかった」



「そうか・・・色々辛かったんだなお前も」

ラッキースターに同情する爺ちゃんの目はただただ暖かかった


「ところでオレ達普通に会話するようになって長くなるけど・・・
やっぱり姿は見せてくれないのか?」



「見せられないね」


「そうか・・・友達になれたと思ったのはオレだけか」



「だからこそだよ」



「君とは友達になれそう・・・それは私が一番よくわかってる」

「だからこそ・・・私の姿は見せられないかな・・・
君たち地球人とはまるで違った構造をしているから」



「君はきっと驚く・・・友達になりかけていた私と君の関係も壊れる」




「だから今はまだ・・・ね」




「それに・・・友達だからって・・・この遺跡の「難易度」を下げるわけにはいかない・・・
そうやすやすと制覇されて私たちの技術を地球人にさらすわけにはいかないからね」



「おう、望むところだ!一生かけてもこの遺跡の謎を解いてやる」



「今回の試練はちょっと手強いよ」



そういってラッキースターは爺ちゃんに「試練」を与えていく


心なしかその声から嬉しそうな感じが伝わってきた




そして



そこに50代になった爺ちゃんの姿が映し出される


孫の俺が生まれる(正確にはカプセルから出てくる)少し前だろうか



「第十階層・・・制覇・・・!!」
息を切らしながら爺ちゃんは手を掲げる


「どうだラッキースター!!これでお前が与えた課題・・・
おおよそ30年以上かかっちまったけどクリアしたぜ!」



「すごいよヤキニック・・・永遠に終わる事の無い課題を与えたつもりだったのに・・・
まさか30年で解いて見せるなんてね・・・」



「私の姿を見せるよ・・・それが約束だったからね」


ウイーン・・・


遺跡最下層の壁の一部が開いて「彼女」は姿を現す




「・・・!?」


「お前が・・・お前が・・・ラッキースターなのか・・・?」



「驚いたかい?これが私たちの本当の姿だよ」



「リトルグレイ・・・かつて色鮮やかな戦士だった我々は
灰色に統一された際この名を名乗る事にしている」




 そしてラッキースターは全てを爺ちゃんに伝えた


自分たちが死ぬことのできない無限の若さを持っている事
そしてそれは無限に復活を繰り返し星々を移動する「オフゼロ」を倒すために与えられたこと


かつて宇宙の警備隊であった自分たちがクリスタルを授かり
その色に応じたオメガを操っていた事も



「これが全容だ」


全てを聞かされた爺ちゃんはただただ目を丸くさせるばかりだった



「私たちが人類を信用していない理由は争う所ばかりを見てきたからだけじゃない」


「今までもそうだったが・・・私たちがどうしたところで救ってやれないもどかしさ故
距離を置く必要があったんだ」




「人類の事は信用してない・・・だから・・・クリスタルは灰色に・・・」



「なら・・・人類全てを信用しろとはいわねーよ・・・だけどな・・・
俺だけは信じてみないか?ラッキースター」



爺ちゃんは突然ラッキースターの手を握りそう伝えた


「・・・え・・・!?」
戸惑うラッキースター




 「やっぱり俺の思った通り・・・お前は・・・いや、
お前の仲間たちもきっとそうなんだろうけど」


「ただの冷たい奴じゃないって事はわかった」


「だって人類を見限った理由は・・・人類の汚い所を見てきたからだけじゃなくて
「助けてやれないなら無視するしかない」って気持ちもあったんだろ?」



「だったらそれは・・・
少なからず俺たち人類の命に対して「対等」と思って接してるって事だろ?
同情の余地をすこし残してるってことだろ?」


「お前たちもほかの星から来た「人類」なんだから・・・
俺たちの気持ちが少しは理解できるってそういう事だろ?」



「心配してくれてるって事じゃん、すっげー嬉しいよ」



「そんな立派な感情じゃ・・・ない」

ラッキースターは爺ちゃんの考えを否定する


「お前たちリトルグレイは・・・滅びるしかない・・・オフゼロに食われるしかない
俺たちを「かわいそう」と思う気持ちが少しでもあるなら俺だって同じだ」


「俺だってせっかく友達になれたお前がいなくなったらって思うと・・・寂しいよ」




「・・・!!」


今度はラッキースターが目を見開いた



「君は・・・私の姿形に驚かないのか・・・?」


「こんな私のことを・・・まだ「友達」と言ってくれるのか・・・?」



「驚かねーよ!俺が今までどれだけの世界を冒険して異形の怪物を目の当たりにしたと思ってんだ」


「俺のドラ息子が働きもせずに作っている実験生物のほうがグロいわ」


「むしろお前みたいなのは綺麗だわ可愛いわまであるわ」



「かっ・・・かわ・・・!?」


ボッという擬音が鳴り響き
ラッキースターが赤面する



「ん?顔がピンク色だぞ?もしかして桜のオメガを取り戻したのか?」




なんだこの爺ちゃんのラノベ主人公っぷりは!
ディーネやばあちゃんのカッスもそうだけど・・・攻略しすぎだろ!

しかも星すら超えた異種族に対してまで!



 「だからラッキースター・・・他の連中なんかどうでもいいとりあえず俺だけを信じろ」


「少なくともお前がいなくなることで悲しむ人間が・・・
今お前の目の前にいる事だけは無かったことにしないでくれ」




「・・・」


しばらく考えるラッキースター



「私の心は・・・いま晴れたよヤキニック」


「桜のオメガは使えないけど・・・私の今の心は満開状態さ」



「ラウル遺跡を制覇した証としてこのクリスタルを君に贈ろう」


そうしてラッキースターは自身のクリスタルを爺ちゃんに手渡した



「!?いいのか!?お前たちの大切な物だったんじゃあ!?」


「どのみち私はそのクリスタルからかつてのオメガを取り戻せない」


「それよりも君が持っていた方がいい結果になる気がするんだ」



「いつか君がそのクリスタルを使いこなして・・・
私に「桜」を見せてくれるかもしれない」



「私と弟はいつでも一緒だ・・・
だから私が桜を見るという事は・・・弟も見ているってことなんだ」



「楽しみにしてるよ・・・いつか「千本桜」を見れるその時を・・・」


「弟に贈る・・・最後の桜を」




そこまでで過去の映像は途切れて現実世界に引き戻された

「私の願いは・・・今叶った・・・」


「ありがとう・・・ヤキニックの孫・・・カイト・・・」


「きっと弟にも・・・この光景は届いているはず・・・」




俺が放出したオメガ「千本桜」の花びらはいまだに空を舞い続けていた




「ありえない・・・」

そう重たく低い声でつぶやく声が俺たちの気分に水を差す



「ありえない・・・!!ラッキースターが・・・自我を取り戻すなんて・・・!!」



黒騎士だ


メタルグレイが破壊されてラッキースターを無事救出した事に怒りと焦りを感じているようだ



「メタルグレイ・・・いや・・・生体キカイ人造兵器・・・パトレリオンが・・・敗れるなんて・・・」


「ありえないいいいいいい!!」


「うっきゃあああああああ!!」


発狂しだす黒騎士



「ママー!!コンドーム買ってえええええええええ!!」




意味不明な言葉を発する黒騎士



「俺の野望が・・・俺の夢があああああああ!!」


「シャムさんを世界の王へと仕立てる俺の野望がああああああ!!」




 「諦めるのはまだ早いですよ黒騎士」

突如フロアに謎の声が響き渡る



「パトレリオンは復活できます」

「キース!!」


レスリングに敗れて一時撤退していたはずのキースがいつの間にか黒騎士の傍にいた


「新しい生体ユニットを組み込めば・・・ね」



「新しい生体ユニット・・・!?
ば、バカな!ラッキースター以上の適任がいるわけが・・・」

シュイイ・・・

「ゲート」に吸い込まれてキースが姿を消す


次に現れたのは・・・

「彼女を使えば・・・きっと」



「!!」


キースが抱えていたのは・・・




「ミサ!?」



ピキィッ!


気絶していたミサ・・・その肌は気づけば「Atp細胞」に侵されていた





続く






第127話:満開    (SSまとめゾット帝国鎖カイト)

 「僕に命令しろカイト!雷のクリスタルを使える【器】に僕を引き上げてくれ!」


ネロが俺にそう提案する


「出来るわけねえだろネロ!死ぬつもりか!?」



俺はすでに「他力本願カイト」からの支配から逃れて
正気を取り戻していた




「いや・・・ネロの言う通りだカイト・ハマサキ」

レスリングがうつぶせながらつぶやく



「見ろ・・・ラッキースター、いや・・・メタルグレイを」



ぐちょぐちょぐちょ・・・



レスリングのスパーク「天」「地」を浴びながら
スクラップ寸前だったメタルグレイはその身体を徐々に再生しつつあった



「オレも力を使い果たした・・・ジードも「他力本願」の対象にされて
限界以上の力を引き出されて体力0」


「ジェイとアスカはAtp細胞に侵されミサも気絶している」


「今動けるのはお前とネロだけ・・・その中で最適な選択肢は
「他力本願」でネロの「器」を引き上げる事!!」



「もう一度「雷」を放てれば・・・次こそメタルグレイの生体キカイにとどめをさせる!」



「可能性があるのなら・・・それに賭けるべきだ」


「流石にゼロはない。ゼロはないわ(ネロが雷を使える可能性)」


ギギギ・・・

全身黒コゲのメタルグレイが方向を変える


その先には


「ミサ!?」

「あいつ、なにをするつもりだ!?」


ギギギ・・・


パカッ



突如メタルグレイの胸部パーツが開いて
キカイのコードが触手の様にミサに迫る



「ミサを狙っているのか!?い、一体なんのために!!」


「カイト!やるんだ!命令しろ!!ミサが危ない!!」



ギュルギュルギュル


伸びる触手


その先には気絶して地に伏せているミサがいた



俺はミサを助けたい一心で考える暇もなくそう言葉に出していた




「ネロ!なんとかしてくれ!!」





バチバチバチッ!!



クリスタル、そしてネロ自身が黄色いオメガを発しながら
髪の毛が逆立てていた

「よく言ってくれたカイト・・・その想いに応える!」



「ミサは絶対に助ける!!くらえメタルグレイ!!」



「僕とカイトの共同作業!!シバター、ハマサキのォオオオオオ!!」


「落雷・電撃傑混!!」



ズガォオオオオン!!



ネロから発した「雷」はメタルグレイを直でとらえる



「みぎゃああああああ!!」


雷を浴びて炎に包まれるメタルグレイ



「これが本当の・・・最後のオメガだ!」


俺もいてもたってもいられなくなり最後の力を振り絞る


フワッ


「・・・!!」

メタルグレイが今一度その光景に目を凝らす

満開の桜吹雪に包まれたそのフロアを



俺は再び「千本桜」を使いこなしていたのだ



「いい加減目を覚ましやがれ!!サウザンドォォォおおおおおお!!」



「チェリィィィイイイイイイッ!!」




スガァン!


「びゃああああ!!」




「サウザンドチェリー」を浴びたメタルグレイ・・・


いや・・・メタルグレイという重戦車は
破壊され本来のリトルグレイの身体が飛び出す


そう・・・ラッキースター本人の




「・・・!!ラッキースターッ!!」

真っ先に叫んだのはレスリング




「バ・・・バカな!?生身の身体は頭部だけになったはずじゃ!?」


「そんな事関係あるか!俺は・・・俺は・・・!!」



バッ


満身創痍の身体を引きずってレスリングがラッキースターの身体を
受け止めようと飛び出す




がしっ



そして重戦車から解放されたラッキースターの身体を受け止めた



「しっかりしろラッキースター!!オレだ!レスリングだ!!」


レスリングは懸命にラッキースターに話しかけていた



 「綺麗だね・・・」



舞い散る桜の花びらを見てラッキースターはそう呟く


「・・・!?」
俺は驚愕する


「ラッキースター・・・あんた・・・意識が!?」
俺はレスリングの手に抱かれたラッキースターの下へと駆け寄る

「ありがとね・・・ヤキニックの孫・・・カイト・ハマサキ・・・」



「君が私の・・・「千本桜」を再現してくれたおかげで・・・」



「私は・・・最後の最後で・・・自分を取り戻せた・・・」




「そのクリスタルを・・・アイツに託したあの日の・・・
私の想いは・・・無駄じゃなかった・・・」



「それについて・・・ずっと聞きたかったんだラッキースター」


「あんたは・・・どうして俺の爺ちゃんにクリスタルを!?」






「この瞬間のため・・・ただそれだけのためにだよ・・・」



「弟が好きだった・・・「桜」・・・私がかつて使っていたオメガである「桜」・・・」



「それを再び見たかった・・・ただそれだけ・・・」




「ヤキニック・・・あいつは本当に不思議な奴だったな・・・」




ラッキースターが爺ちゃんとの出会いを語り始めた





続く











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